「在宅ヲタがアイドルをどれだけ満喫できるのか」をテーマに毎日更新してた(過去形)ブログです

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

LinQの映画「みんな好いとうと♪」 近年全く見かけなかったアイドル映画の王道

九州発のアイドルユニットLinQのメンバー総出演の映画「みんな好いとうと♪」を見てきました。
CYveonQUAAAnvDH.jpg

アイドル映画。一言にそう言っても、内容は多岐にわたります。
しかも、この近年のアイドルブームとともに、「アイドルグループの主演する映画」というのがとても大量に生産されました。

ざっと思いつく限りでも、
スマイレージの「新耳袋
Berryz工房と℃-uteの「王様ゲーム
Buono!の「ゴメンナサイ」
東京女子流の「5つ数えれば君の夢」「学校の怪談 呪いの言霊」
BiSの「劇場版 BISキャノンボール2014
ゆるめるモ!の「女の子よ死体と踊れ
せのしすたぁの「ねもしすたぁ
おやすみホログラムの「モッシュピット(仮)」
神宿の「MAX THE MOVIE
HKT48の「尾崎支配人が泣いた夜DOCUMENTARY of HKT48
NMBの「道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48」等。

今、ぱっと思いつくだけでこれだけあります。多分もっとたくさんのアイドル映画があるんでしょう。
まさにアイドルブームといった感じでこの5年間でたくさんの映画が作られ、上映されてきました。

ただ、上記の映画のほとんどが、ホラー、サブカル、ドキュメントばかりで、王道の「アイドル映画」ってものはほとんど作られてきませんでした。
そんな時代に産み落とされた王道の「アイドル映画」、それがLinQの「みんな好いとうと♪」です。

自分がこの映画を見てみようかなという気分になったのはこの予告編を見てから。


う~ん、
捻りがない。(いい意味で)
演技が棒っぽい。(いい意味で)

他、絵が綺麗そう、BGMが爽やかでよさそう、肩の力抜いて見れそう等の印象を受け、主演の1人坂井朝香さんが頑張って告知してるのもあって、見に行こうと在宅の重い足が動きました。
CdWiK3YUsAAJ4n0.jpg


同時期に上映されてる、同じくアイドル映画である「セーラー服と機関銃」と対比させて書きたいなと思ったのですが、上映時間が丸かぶりだった為に、セーラー服と機関銃の方は見ることが出来ませんでした。
ny.jpg
(しかも朝晩の2公演しかやってない…)

なので、セーラー服と機関銃の方はcdbさんのレビューと、予告編や特別番組の印象を元にざっくり対比させていきたいと思います。





リアルJKがJKを演じてるのに、年齢ジェンダーが高く見えてしまうセーラー服と機関銃
メイン19歳2人がJKを演じてるのに、年齢ジェンダーがそれなりに見えてしまうみんな好いとうと♪

全体通して重い絵面のセーラー服と機関銃
全体通して爽やかな絵面のみんな好いとうと♪

完全なフィクションを描いてるセーラー服と機関銃
半ばメタ的なリアルな設定(LinQというグループや、芸名がそのまま役名になってる等)を描いてるみんな好いとうと♪

何から何まで真逆なこの2本の映画。
どっちも福岡出身のアイドル。
それが同時期に上映。
なんか面白いですね。

n15120802_img02.jpg
200.jpg

と、このようにアイドル映画シーンの中で、最近珍しい王道アイドル映画を作ったLinQ。
色々ギミックに走り過ぎてる昨今のアイドルシーンにおいて、その王道っぽさは逆に新鮮で、どんな映画なのか大変気になります。
ということで、具体的に内容に関して触れていきますね。
以下、構成脚本、絵作り、BGM、演技、地元感、小ネタ(メタ)、テーマについて。(かなりネタバレありますが、公式サイトのあらすじにほとんどストーリー書いてあるので、読んでも影響ないと思います)

まず、夢オチから始まります。
基本的に夢オチは禁忌と習ってきた、劇作家かじってた自分としては、「それを頭に持ってくるなんて……」と驚愕。
でも、むしろこのベタ具合が逆に「王道のアイドル映画」としての色を強める結果に。

夢オチにビックリした主演の新木さくらさん、走ります走ります走ります。
カメラも揺らしながら走る新木さくらさんを撮ります。
でも狙いであるような躍動感は出ません。
なぜなら新木さくらさんの足が遅い……。
比喩ではなく、ドスドスって足音が聞こえてきます。
でも、その様子が逆にコミカルさを浮き立たせてて、面白みが出てる気がします。

vlcsnap-error193.jpg

そう、そのコミカルさがLinQって感じなんです。
普通のアイドルなら、爽やかに、躍動感あふれ、博多の街の中を疾走する少女を生命感に満ちた絵で捉えてただろうな、というシーン。
でもLinQは違う。なんかドスドスしててコミカル。
自分にとってのLinQってのは、なんか間が抜けてて、アホな感じで、笑えて、芋臭さが抜け切らないアイドルなんです。(これ全部いい意味で言ってます、悪口じゃありません)
アイドルブームが産んだ変なアイドル(いい意味で)。それが僕の中のLinQなんです。
そのコミカルさが出てるのが、以下、2本のMV。





ね?コミカルでしょ?
この映画は、「王道アイドル映画」を、「LinQというコミカルなアイドル」が演じたものなんです。
でも、LinQがコミカルだからといって、決してコメディー映画を撮ったというではなく、あくまで王道アイドル映画を撮ってるんです。そこが面白い。

-構成-
LinQがプロデューサーに解散をつきつけられ、グループも内部崩壊 (約20分)
LinQメンバー4人で文化祭の出し物に 満員にすれば解散撤回 「恋」「親」「センター」の要素も描かれる (約45分)
4人グループが崩壊の危機 「友達」「アイドル」「将来」について描く (約30分)
文化祭当日 上記の全てを含んでこその「LinQ」だ的なまとめ (約15分)

以上が主な構成。
この中で物語の転機を与えるのが、
「解散を告げるプロデューサー」
「解散撤回のための条件を出すプロデューサー」
「グループ脱退を告げるメンバー」
この3つなんだけど、どれも動機がよくわからない。
なんで解散を告げたのか、なんでグループを脱退しようとしたのか、しかも解散決まってるのになんでわざわざ文化祭の直前に脱退するのか、その動機、バックボーンがほとんど描かれてないため、なかなか物語に入り込みづらい。

例えば、プロデューサーはほんとにただ解散を伝えるしかしない。厭味ったらしい言い方はするけど、(「虫の息で細く長く活動してるアイドルなんか応援したいと思いますかぁ?思わないですよねぇ!」等)それがイマイチ解散しなければならないほどの説得力に繋がってない。
せめて、赤字に頭を悩ませてるシーンや、新事業のためにLinQが邪魔になったから解散させようとするシーン等を30秒でもいいから挟めば、説得力が増して観客も感情移入しやすかったと思う。
また、ここでプロデューサーがハッキリと説得力ある嫌われ者になりきれなかった為に、最後に解散を撤回させても、勧善懲悪感が全く無く、カタルシスを感じられない。

解散撤回の為の条件を出すシーンでも、なんでその条件を出したのかがわからない。
プロデューサー役の役者の人が意地の悪そうな言い方をするんだけど、それが「思いつきで絶対無理だろって条件を突きつけた」という風には見えにくい。(俳優の津田寛治さんは限られたシーンの中でそういうニュアンスを出そうと、いい演技はしてた)

CcjP9iEUMAAtEXx.jpg

もしかして、LinQを発奮させるためにあえて厳しいことを呈して火を付けてたのか?
ロベルト本郷的な立ち位置なのか?などと深読みするも、その辺りも映画からは全く読み取れない。

E7BFBCE3818FE38293E3818C18E6ADB3E381AEE69982E381AEE383ADE38399E383ABE38388-98ab0.jpg

ここも、「あー、もう面倒くさいし絶対無理な条件でも出して適当にあしらっとくか」的な心の声でも入れるだけで、物語に説得力が出たのに。
観客にはこの大事な物語の転機で、「なぜ解散になったのか」「なぜ解散撤回の条件がこれなのか」が伝わらないから、話としての軸が弱い。なので、最後に解散撤回を得た時のカタルシスが感じられない。端折っちゃいけないとこを端折ってしまってる。

でも、メンバー本人(子供)たちにとって大人の言うことってものは、いつも唐突で、なんの説得力もなく、不条理なものなんじゃないだろうか。

そう考えると、そんなささいなことは気にならなくなりました。

また、伏線のようなものも全く回収されず、話も全体的にぶつ切り感が強く、繋がりがあまり感じられません。
例えば、文化祭に参加するキッカケとなるイケメン。彼は、キッカケになったシーン以外は、最後しか出てきません。
緊張でガチガチになって手と足が同時に出て歩いてた、佐々木役の渡邉剣くんに関するアイドルの「恋」の要素、伏線は全く育たなかったし、喫茶店のマスター役の螢雪次朗さんの「ただのおっちゃんなのに業界のこと色々知ってそう」的な伏線も全く回収されず、最後までただのマスターのおっちゃんでした。
冒頭で新木さくらさんが「レアキャラ」(天然キャラの意)と呼ばれるんですが、その謎の呼称も、後に何にかかってくることもありませんでした。

CdpvfLzXIAASdov.jpg
hotaru.jpg

でも、そんな作りの甘さも、王道の「アイドル映画」としてのいいスパイスになってる。

そう考えると、そんなささいなことは気にならなくなりました。

また、「BGMからBGMに繋ぐのは悪手」と習ってきた私ですが、この映画ではBGMから別のBGMに繋ぐシーンがあります。
もちろん、それを逆に効果を狙って使う場合もあるのですが、この映画での場合はかなり違和感を覚えました。
他に、夢のなかとはいえ、ビックリした新木さくらさんがステージ上で客席にずっと背を向けてしまうという説得力のなさとか、さっきまで気配すら感じさせなかったのに事務所にメンバー十数人が一斉に入ってくるシーンとか(忍びかな?)、演出に突っ込みどころはたくさんありました。

vlcsnap-error205.jpg

そんな作りの甘さも、王道の「アイドル映画」としてのいいスパイスになってる。

そう考えると、そんなささいなことは気にならなくなりました。

そう、これは「王道アイドル映画」。
そんな肩肘張って見るものではないんです。
「なんでもかんでも王道アイドル映画で片付けるなよ」と言うかもしれません。
でも、それを言うならそもそも「王道アイドル映画」ってなに?ということになってきます。

自分の中で「王道アイドル映画」はモーニング娘。の「ピンチランナー」です。

g8790346.jpg
g8790347.jpg
(「女子高生」「セーラー服」「海」、みんな好いとうと♪と共通項が多い。今思い出したけど、ももいろクローバーZの「幕があがる」も王道アイドル映画ですね)

ソロアイドルのアイドル映画や、アイドルグループから1人だけ出てるアイドル映画は、ここで多用してる「王道アイドル映画」とはちょっとニュアンスが違う気がします。(他の役者陣の影響力が大きすぎるうえに、映画の内容が多岐にわたりすぎる為)
なので、この記事で以降に使われる「王道アイドル映画」はモーニング娘。の「ピンチランナー」や、ももいろクローバーZの「幕が上がる」的なニュアンスとして認識してください。正確には「王道アイドルグループ映画」ですね。

news_header__T037505.jpg

上で挙げた「物語のぶつ切り感」。これは脚本演出の問題もあるんですが、何より一番の原因は「小ネタや地元ネタをたくさん入れすぎたから」。
要するに要素が多すぎるんですね。詰め込み過ぎです。110分という時間の中で処理できる情報量を超えてます。
110分って、ドラマで言えば40分×3話分にも満たない時間なんです。
その中で、あれもこれもと描いていくのは不可能に近い。
主題1つを突き詰めて掘り下げていってちょうどいいくらいの時間なんです、110分。

劇中にどんな小ネタや地元ネタがあったかというと、
・LinQメンバーの原直子さんがテレビのリポーターをしてるシーンがある
・ソロラジオ番組を持ってる天野なつさんや、深瀬智聖さんのラジオ収録シーンが出てくる
・謎に高校の校内でピザを食べてる(ピザクックはLinQのスポンサー)
伊藤麻希さんのプロレス
舞川あやさんが衣装を作るというエピソードがある。
・新木さくらさんのおばあちゃんがテレビでロコモ体操(LinQが推してたダンササイズ)を見てる
・最後の方のいいとこで、高木悠未さんの「クラップぅ~」がカットインされる(言い方が独特で、イラッとくるとも一部で言われてる)
・マリンメッセ無理ネタ(実際にLinQは、今春のマリンメッセ公演を2年前から目標にしてたが、あまりにも規模がかけ離れ過ぎてて未だに現実味がない)
・外国人にビラ配りして、外国に人気あるという謎のアピールも欠かさない
・福岡の色んなとこで撮影しました感を出すために、小倉駅の看板と小倉城を数秒だけ映すアリバイ地元感アピールとか

リポーターやってる原さんと、番宣に訪れた坂井朝香さん
CdqILQ0UUAAQAUh.jpg

舞川あやさんの作った劇中衣装
Cd1t3luUYAQLNs7.jpg

などなど、現実のメンバーの活動とリンクしたネタも散りばめられていて、LinQファンなら思わずニヤッとするシーンも多々。
でも、それが全体的に見ると詰め込みすぎて収集つかなくなってしまってる。
そこに、「協力」でクレジットされてる「福岡県 福岡市」が関わってきちゃってるな~と感じさせる、福岡PR教材のようなお役所仕事のようなシーンもあって、なんかもう尚更しっちゃかめっちゃか。
その結果が、演出のアレもあってブツ切り感を感じさせるアレになってしまった気がします。

でも、そんな作りの甘さも、王道の「アイドル映画」としてのいいスパイスになってる。

そろそろしつこいですか?
でも、こういうツッコミがいのあるとこはほとんどが構成、演出の部分なので、「王道アイドル映画」としての肝、「いかにアイドルの女の子を可愛く映せるか」また、「アイドルの女の子の演技はどうか」について触れていきたいと思います。

-画-
まずは画から。
ライブシーンと、日常生活のシーン。この2つに撮り方が大きく分かれてるのですが、ライブシーンの方はイマヒトツ。
顔に寄り過ぎだし、カメラ揺れ過ぎだし、何をどう撮りたいのかが伝わってこない。
ただ、「臨場感を出すための手法として、寄って揺れてます」ってだけでイマイチ。

でも、日常生活のカメラ固定のシーンはいい画が多いです。特に学校。

vlcsnap-error843.jpg
vlcsnap-error070.jpg
vlcsnap-error399.jpg

やはり窓が多く、光がいっぱい入ってくる学校という場所は綺麗な画が撮れますね。
この映画は全体的に光の使い方が上手く、綺麗な画が撮れてたと思います。

vlcsnap-error253.jpg

引きの画で撮ってるものはいい画が多かったんですけど、その分街中だと一般人の映り込みも多く、自分の知ってる人も見切れたりしてました。(エキストラじゃなくてガチ見きれ)
多分、少人数でゲリラ的に撮ってたんだろうなぁと思いながら見てました。
あと、教室のシーンを撮ってると、窓の向こうに布団叩いてる一般の人が映り込んでたり。
なんかそこら辺に、自主制作感がそこはかとなく漂ってました。

-演技-
LinQには今28人メンバーがいるんですが、その中でこの映画に出てくる主要人物は4人。
主演 新木さくら 19歳
imgres_20160324173649299.jpg

準主役 坂井朝香 19歳
url_20160324173650c78.jpg

盛り上げ役 大庭彩歌 25歳
0_92955200_1347327581.jpg

一番後輩役 福山果奈 16歳
CYsLPHIUwAA6n1h.jpg

この4人がずっと出ずっぱりです。
が、福山果奈さんはずっと出てるのにほとんどセリフがありません。
なのでピンで抜かれることも少なく、あまり印象に残った画がありませんでした。
ただ年齢相応なのもあって、セーラー服が一番似合ってた気がします。

vlcsnap-error596.jpg

大庭彩歌さんは、きっぷのいい先輩として他の3人を引っ張る、全体的にコミカルな役柄です。
撮られ方も、たまにアホな妄想をしたりしてて、話にメリハリをつけてくれます。
コミカルな面だけでなく、シリアスなシーンも演じていて、いわゆる大変オイシイ役でした。
こういう極端に2面性を演じられる役って役者に人気あるんだよね。

vlcsnap-error789.jpg

主演の新木さくらさんは、全体的に丸くてポテポテしてます。
小走りしてても「トコトコ」って感じで走るし、全体的にユーモラス。
演技はあまりお上手ではないですが、彼女の丸さがこの作品を全体的にコミカルに印象付けてたと思います。
衣装としては、制服にピンクのカーディガンを着てるのが似合ってて可愛らしかったです。

vlcsnap-error078.jpg

あと、印象に残ったシーンはおばあちゃんに「アイドルって大変なの?」と聞かれて新木さくらさんが「そうなんですよ……。アイドルって大変なんですよ……」と一人つぶやくシーン。
急に敬語でおどけて強がる。この様子が、新木さくらさんのコミカルな感じととてもよくマッチしてて。
たしかに急に敬語になるから違和感はあるんだけど、多分監督はただ純粋に新木さくらさんに「そうなんですよ……。アイドルって大変なんですよ……」と言わせたかっただけなんだろうな、と感じました。そういう理屈を超えたインスピレーションみたいなものは大事。

その後も「そうなんですよ、アイドルは大変なんですよ」とおばあちゃんに言うシーンが1回あるんだけど、これも印象に残るいいシーン。
そのおどけっぷりに、新木さくらさんのなんか丸いキュートな感じが一番よく表現されてる。
そういういいシーンが撮れれば、多少キャラがブレたって前後のつながりが悪くたって問題ない。
そう、

なぜなら、これは王道アイドル映画だから。

そうなんだよね……。可愛くアイドルを撮れてるのが一番なんだよね……。そしてこの主演新木さくらさんの一番可愛いのが、この「そうなんですよ、アイドルは大変なんですよ」のクダリ。
でも、もったいないことにこれは2回だけポンと差し込まれただけで、終盤には出てこなかった。
最後の方に「そうなんですよ、アイドルって最高なんですよ」とか入れればよかったのに、と思います。せっかくのこの映画一番のパンチラインだったのにもったいない。

757b60e0fff3e03d97cdc93d559f80eb.png

全体の話の流れはブツ切りなんだけど、新木さくらさんの心境の変化だけはちゃんと一連の流れが整合性あるんだよね。

周りから天然アホキャラ扱い

解散にショック「私はLinQがなくなったら何もないんよ」

「そんなに言うなら自分が(解散阻止のための行動を)やればいい!」と言われるも何も言い返せない

失意の中、なんとなく文化祭の出し物に出ることになる

なんとなくやってた出し物が、解散撤回のためのノルマに変わる

文化祭を成功させるために、フリーライブ、ビラ配りをする どんどん前向きに

子供の頃に歌ってた青い珊瑚礁のDVDを見て、初期衝動を取り戻す

友情を再確認し、自分の中のLinQへの情熱に気づく

「私はセンターを目指す!」

文化祭成功、そして解散撤回

トーリニータ(大合唱)

こんな感じ。
話としてはぶつ切り感なんだけど、主人公の気持ちの変化には筋が通ってる。
トーリニータ(大合唱)はいのうえののののボケなので、元ネタわからない方は「チッ」と舌打ちして先を読み進めてください。



そして、この映画で一番光ってたのは坂井朝香さん。
もう、いたる所で「絵になる女」でした。
演技も自然体で、見てて凄くスッと入ってきたし、「坂井朝香さん演技でやっていけるやん!」と確信しました。

o0480064012573973695.jpg

元宇宙人キャラの坂井朝香さん、滑舌の悪い坂井朝香さん、普段はアホキャラの坂井朝香さん。
そんな坂井朝香さん、今後演技で羽ばたいて欲しいものだと思いました。この子、役者向きです。
自分が最初にLinQに興味持ったのも、坂井朝香さんの宇宙人キャラと骨格の頑丈そうさだったので、坂井朝香 THE ムービーが見れて嬉しい。宇宙人パワー!



あと、メインではないけどポイントとなるキャラとして出てきたのが高木悠未さん。
ビックリしたのが、高木悠未さんが普通に演技上手い!
「素質がある」とかじゃなくて普通に演技出来てる!
流石東京で2回も演劇の舞台に出ただけのことはあるわーと関心しました。

vlcsnap-error396.jpg
vlcsnap-error277.jpg

役柄は割りと性悪な役。でも高木悠未さん、普段から何気なく毒を含んだ発言が目についてたので、この性悪役はかなり向いてるのかもしれない。
ただ、ひとつ残念だったのが、この高木悠未さんが、「不動のセンター的なポジションで、だからこそ孤高のプライドを抱えてて、次期センターを期待される主人公新木さくらさんにあえて厳しく当たる」という説明を一切されなかったこと。
だから、LinQを知らない人には、なんで高木悠未さんが怒ってるのか、厳しく接してるのかが伝わらないと思う。
そういうバックボーンを描く時間がないってんなら、上に貼った予告編のキャプ画みたいに「LinQ不動の孤高のセンター 高木悠未」とでもドドーンと龍が如くみたいにデカデカとテロップ入れればよかったのに。

130922-0141-11.jpg

そして、この高木悠未さんも、坂井朝香さんと同じく普段はアホキャラで滑舌が悪い。
なんなのか。なんでアホの子はこんなに演技上手いのか。
お馬鹿キャラだったAKBの川栄さんも演技の評価高いし、こういう子達はアイドルよりも演技が天職なのかもしれない。

003440_2.jpg
(このポーズと顔つき見ただけで、めっちゃいい演技するのがわかる)

あと3言くらいしか喋ってないんだけど、伊藤麻希さんも演技上手かった。
伊藤麻希さんがプロレスの練習をしてるシーン数秒間は、この映画で一番説得力のあるシーンでした。

画に関して一番いい画だなと思ったのが、浜辺で話す新木大庭の2人から、同じく浜辺で話す坂井大庭に、構図まったくそのままで移り変わったシーン。
ここはいい回想シーンへの移り変わりしたなー、と思いました。
この浜辺は百道浜だと思うんですが、それまで全然出てこなかった海に急に行くとこも、なんの説得力もなくて唐突だったんですが、

これは王道アイドル映画だからいいんです。

アイドルが悩む時は海なんです。
この、問答無用に理屈を切り捨てられるのも王道アイドル映画の魅力。

以上が、「いかにアイドルの女の子を可愛く映せるか」「アイドルの女の子の演技はどうか」についてになります。
主に坂井朝香さんが綺麗に撮れてたので、この映画は「王道アイドル映画」として半分以上成功してると言えると思います。

-音楽-
見てて違和感を感じるBGMやSEはほとんどなかったので、よかったと思います。
ただ、4人で文化祭の出し物について段取りを進めていく、メンバーがワクワク感を感じてるシーンのBGMがあまりにもアイパッドのCMそのまんまみたいだったのが、思わず笑ってしまいました。

でも、ひとつ。
劇中で歌って、今回LinQのシングル曲のカップリングにも入ってる「青い珊瑚礁」。
なぜ青い珊瑚礁なのか、松田聖子の青い珊瑚礁を聞いて歌ってる子供時代って、果たして時代設定は現代で合ってるんだろうか、等と後から色々と混乱しました。
「(新木さくらさんの)お母さんもよく歌ってた」というようなことをおばあちゃんが言うシーンがあったのですが、それが青い珊瑚礁のことを指してるのか、そうでないかは見てる限りではよくわかりませんでした。

BGMに関してはこれくらい。
自分は劇中歌のポ!ジ!ティブ!!という曲が入ってるCDを買いました。サビが可愛い。



-地元感-
小ネタに関しては上に箇条書きしたので、この映画のアピールポイントの一つである、「地元福岡のいろんな場所が映ってます」といういう点について触れてみたいと思います。
自分がわかった範囲でのロケ現場は、

・天神ビブレのとこの交差点(数回)
・天神中央公園(フリーライブのシーン、他数回)
・福岡タワー(フリーライブのシーン)
・中洲であい橋(ビラ配りのシーン)
・櫛田神社(ビラ配りのシーン)
・キャナルシティ博多(ビラ配りのシーン)
・太宰府(文化祭成功祈願のシーン)
・マリンメッセ(新木坂井のシーンとED)
・ベイサイドプレイス博多(新木坂井のシーン)
・天神地下街(部屋を探す坂井を見かけてしまう大庭)
・百道浜(悩みを聞くシーン)
・那の津通りの橋(坂井朝香さんの家に向かって走るシーン)※ 間違いでしたすみません
・小倉(駅の看板と小倉城だけ)

これくらいです。
小倉に関しては上で言ったので、触れたい点は2つ。
1つは櫛田神社。
これは神社から勢いよく駆けて来てビラ配りをするんですが、

vlcsnap-error058.jpg

この駆けて来たとこの裏側、駐車場しかありません。

無題

一体どこから駆けて来たのか……。「階段があれば駆ける」。いいんですそれで。王道アイドル映画なんです。

2つ目は百道浜で悩みを聞いてもらって、坂井朝香さんの家まで走る新木さくらさん。
その走ってるシーンで映るのがこの那の津通りの橋(多分)。
浜辺からこの橋までの距離をグーグルマップで調べてみました。

dhgf2.jpg

5,2キロ……。
結構走ってる。
徒歩で1時間2分。
5,2キロ全力疾走できる新木さくらさん。マラソン映画かな?

vlcsnap-error193.jpg
g8790347.jpg

※ 後でよく見たら、走ってるとこは那の津通りの橋じゃなかったです。勘違いしてましたすみません。

-テーマ-
「私はLinQも福岡の人も友達もみんな好いとうけん、喧嘩もするし、将来への不安もあるけど、みんなキラキラ支えてくれるし、努力はきっと報われる!そういうの全部含めてLinQやけん!みんな好いとうよ♪キラキラ(西園寺)」みたいなテーマです。
変に衒ってないのがいいですね。王道アイドル映画です。
そういえば、この映画の直前の予告で「年齢詐称エンターテイメント」ってのが流れてきてて、StereoTokyoの西園寺未彩さんを思い出してしまいました。あまりにタイムリーすぎて笑ってしまった。キラキラ。(キラキラは西園寺さんのTwitterでの決め文句)

201512181904373a7.jpeg

i.jpg

gy.png

これで一通りの要素は触れたと思うのですが、どうしても避けては通れないのがオチ。
この映画のオチが、見終わって1日以上経つ今でもまだ意味がわからなくて。
「これも全部夢なんだぞ」と言いたいのか、一体何を意図してのあのオチなのかが全くわからない。
謎です。
誰かわかった人はコメント欄にコメント残して欲しいくらいです。
謎。

あと細かいことを幾つか挙げるとしたら、

・LinQの練習の際に天野なつさんが着てた、よれよれのTシャツがリアル感あってよかった
・普段は着席のベストホールでのライブが何故かスタンディング
・しかもめちゃマサイしてる人が映ってる
・学校の屋上に何故か不自然に椅子が数個置いてある。しかもそれにナチュラルに座る
・劇中で、「集客の方法はビラ>>>>>SNS」という扱いで、SNSを使ってるシーンが一切出てこなかった謎
・喫茶店のマスターの「お前ら(文化祭を)満席に出来ればそれでいいのか」という問いかけに対する明確なアンサーがなし
・坂井「私たちはどうしてここまでしてマリンメッセを目指すんやろうか?」 新木「LinQやけんやない!?(希望にあふれた笑顔で)」 オレ「お、おう……」
・フリーライブ100箇所くらい、福岡県内全域でやりまくってる。文化祭までどれだけ日にちがあったんだろうか……
・天神地下街(東京で言えば新宿地下街)でスーパーの買い物袋下げて歩いてる大庭さん
・和解する新木坂井を木陰から盗撮する大庭。その盗撮した画像は、別にあとから使われたりはしない
・文化祭でのライブに、あれだけLinQのライブシーンでジャージャー言いまくってたジャージャー隊が1人もいない
・文化祭で唐突な新木さくらさんの1人MC
・そして唐突な「みんな好いとうと♪」
・文化祭の客席は100席もない感じ
・オレたちのマリンメッセはこれからだ!的な締め

i320_20160324212014d66.jpg

これで一通り見て思ったこと、言いたかったことは言い切りました。
でも、

vlcsnap-error760_2016032421451727f.jpg
vlcsnap-error207_2016032421451556a.jpg
vlcsnap-error866_20160324214518da9.jpg

小さな女の子ターゲットにしてるのに、こんなおじさんが、映画館の暗い中でメモリストして、重箱の隅をつつくような長文書いてごめん!おじさんがオトナゲなかった、本当にもうしわけない!

mig_201603242151567c3.jpg

反省しとらんみたいね

さらにこの日は、ベストホールで360°開放リリイベがあったので、映画を見終わったその足で行ってきました。
この距離感、まさに天神駅前ステージ。
IMG_20160323_175212.jpg

原宿駅前ステージにも、天神駅前ステージにも行ったことあるけど、どっちも超いいです。甲乙つけがたい。
IMG_20160324_223422.jpg
(原駅の神席にも座ったことあるよ!という自慢)

でも、自分としては生歌な分、LinQの天神駅前ステージの方が好きかも。
席は原宿でいうA1-6って感じのとこだった。坂井朝香さん、舞川あやさん、桃咲まゆさん、小日向舞菜さんにがっつけた神席だった。
2016_03_23_18_32_33.jpg

リリイベの内容も映画にちなんだもので、映画と同様に新木さくらさんがソロで青い珊瑚礁を歌ったりしてました。

映画の劇中で何回も出てくるロケ地が天神中央公園です。
フリーライブやビラ配りのシーンでもここが一番多く使われてます。
映画を見終わったその足で、ちょっくらフリーライブしてた場所を見に行ってみるかぁ~と思って見てみたら、

1_20160324222803209.jpg

!?

2_20160324222804db4.jpg

うん……。

18t.jpg

ちなみに、劇場でもらえるポストカードは福山果奈さんでした。
IMG_20160323_113935.jpg

ポスター。
IMG_20160323_113551.jpg

以上で全てになります。超長い。丸1日かけて書いちゃったよブログ。
でも、この映画のレビューをがっつり書くのはこの世に自分しかいないんじゃないかと、謎の使命感を勝手に感じて書いてみました。宇宙人パワー。

もし、関東の方がこのブログをここまで読み進めてたら、4月16日に関東でも上映があるようなので、「あーそうそう、こういうのだよ、こういうのがアイドル映画だよ」という感想を味わいに行ってみてください。
サブカルやギミックに疲れたアイドルオタクの脳を、少し癒やしてくれるはずです。

無題

あと、あの謎のオチを見てポカーンとして欲しい。そう願います。キラキラ。

スポンサーサイト

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。